新型コロナウィルスはメンタルヘルスも蝕んでいた

アイキャッチうつ
この記事は約5分で読めます。

2020年、世界は新型コロナウィルスと苦しい戦いを続けています。
感染してしまうと最悪、命を落としてしまうかもしれません。
多くの人が日々、マスクや消毒などで予防に努めています。

ウィルス感染も怖いのですが、メンタルへの影響も大きいです。
コロナ(COVID-19)は体だけでなく心も蝕みます。

実際に、コロナに感染したかどうかは関係ありません。
コロナムードがメンタルヘルスに悪影響を与えています。

では、コロナが及ぼすメンタルへの影響についてデータを3つ見てきましょう。

その1.コロナ報道は不安を高める

コロナ報道をフォローしていると不安が高まる可能性があります。

2020年3月にイランで実施された大規模調査では、コロナと不安の関係について調べられました。

調査の対象者
  • サンプル数:10,754人
  • 男性   :34%
  • 女性   :66%

調査の対象者のうち、65%が21〜40歳とのこと。

アンケートによりコロナ報道のフォロー状況や不安症状などを調査したそうです。

調査の結果、次のことがわかりました。

重度の不安を抱えている人の割合
  • コロナ報道を滅多に見ない人:6.8%
  • コロナ報道を時々見る人  :12.4%
  • コロナ報道を常に見ている人:25.2%

コロナ報道に晒されている人ほど、強い不安を感じています。

ただし、不安になりやすい人だからこそコロナ報道が気になって見てしまう可能性もあるでしょう。

1日3時間見ると不安障害のリスクが高まる

2020年2月に中国で実施された調査では、コロナと精神疾患の関係について調べられました。

調査の対象者
  • サンプル数:7,236人
  • 男性   :45%
  • 女性   :55%
  • 平均年齢 :35.3歳

調査ではコロナ報道のフォローに費やした1日あたりの時間などが調べられました。

調査の結果、次のことがわかりました。

コロナ報道を1日3時間以上見る人
  • 不安障害であるリスクが1.91倍高い

3時間未満であれば不安障害と関連はありません。

コロナ報道のフォローは、ほどほどにしましょう。

その2.コロナが近づくと病みやすくなる

コロナが身近に感じられると、病みやすくなるようです。
例えば、同僚や友人、家族がコロナにかかると精神的な病気のリスクが高まります。

2020年の2月〜3月に中国で実施された大規模調査では、コロナとメンタルヘルスの関係について調べられました。

調査の対象者
  • サンプル数:56,679人
  • 男性   :48%
  • 女性   :52%
  • 平均年齢 :35.97歳

調査の結果、次のことがわかりました。

友人または家族がコロナにかかった人
  • うつ病のリスクが1.53倍高い
  • 不安障害のリスクが1.53倍高い
  • 不眠症のリスクが1.62倍高い
  • 急性ストレス障害のリスクが1.77倍高い

当然といえば当然ですが、親しい人がコロナにかかると精神的に落ちてしまいます。

その3.コロナ生存者は精神疾患にかかりやすい

コロナに感染して完治したとしても、その後に気をつける必要があります。
というのも、コロナ生存者は精神疾患にかかりやすいからです。

2020年の8月にアメリカで実施された大規模調査では、コロナ生存者と精神疾患の関係について調べられました。

調査の対象者
  • サンプル数:62,354人
  • 男性   :45%
  • 女性   :55%
  • 平均年齢 :49.3歳

なお、調査の対象者は全員コロナ生存者とのこと。

調査ではコロナ生存後の精神疾患の発症を追跡したそうです。

調査の結果、次のことがわかりました。

コロナ診断後(14〜90日)の有病率
  • 気分障害:9.9%
  • 不安障害:12.8%

気分障害はうつ病や躁うつ病のことです。

この数値は再発を含んだ有病率ですが、非常に高い有病率と言えます。
インフルエンザの2.1倍も精神疾患のリスクが高いそうです。

初めて精神疾患にかかる人も多い

今まで精神疾患に無縁だったとしても、コロナにかかるとリスクが高まります。

コロナ診断後(14〜90日)の有病率(初診のみ)
  • 気分障害:2.0%
  • 不安障害:4.7%

免疫力が落ちることで、メンタルヘルスに不調をきたすようです。

まとめ

新型コロナウィルスはウィルス感染だけでなく、メンタルヘルスにも影響を及ぼします。
不安障害やうつ病など精神疾患のトリガーになりうるでしょう。

過度にコロナ報道をフォローしないように注意して下さい。
不安が増長してしまいます。

自分に近しい人がコロナにかかった場合は、ご自身のケアも忘れずに行いましょう。

それから、コロナ生存者の人は体調が万全になるまで無理しないこと。
コロナ感染後は精神疾患にかかりやすい状況です。

タイトルとURLをコピーしました