ADHDはガッツポーズをするべき理由

アイキャッチADHD(注意欠陥・多動性障害)
この記事は約5分で読めます。

ADHDは前頭葉と呼ばれる脳領域が弱いです。
注意の維持や頭の切り替えに前頭葉は関わっています。

前頭葉が弱いと集中しなければならない局面でパフォーマンスを発揮できません。
実際に、ADHDは課題に取り組ませても前頭葉の活動が低いです。

つまり、ADHDは前頭葉の働きを高める必要があるということ。

そこで、有効的な方法が「ガッツポーズ」になります。
というのも、グッと拳を握ると前頭葉が活性化するからです。

では、拳を握ることの効果についてデータを3つ見ていきましょう。

その1.前頭葉が活性化する

アメリカにあるテキサスA&M大学の実験では、拳を握ることで脳が活性化しました。

実験の対象者
  • サンプル数:28人
  • 男性   :50%
  • 女性   :50%

なお、実験の対象者は全員大学生とのこと。

実験の対象者は、あるタスクを実施した上で脳波を調べられました。
あるタスクというのは拳を握ることです。

直径5cmのボールを右手又は左手で握ります。
おもいっきり。

間に15秒の休憩をはさみつつ合計90秒、ボールを握ったそうです。

実験の結果、次のことがわかりました。

  • 右手でボールを握ると左側の前頭葉が活性化した
  • 左手でボールを握ると右側の前頭葉が活性化した

握った手と反対側の前頭葉が活性化します。

その2.記憶力が高まる

前頭葉が活性化すると、実際にパフォーマンスは上がります。

アメリカで実施された実験では、拳を握ったことで記憶力が高まりました。

実験の対象者
  • サンプル数:50人
  • 男性   :20%
  • 女性   :80%
  • 平均年齢 :23.31歳

実験の対象者は、エピソード記憶が試されるタスクを受けました。
エピソード記憶は体験した記憶のこと。
あの場所で、あんなイベントが起きたという体験に関する記憶です。

そして、エピソード記憶に前頭葉が関わっています。

実施されたタスクは、ディスプレイに高速に表示された単語を覚えるというもの。
どれだけ多くの単語を思い出せるかを計測されました。

ただし、あるグループのみボールを握る介入が入ります。

右手 or 左手でボールを握る

単語を記憶する

右手 or 左手でボールを握る

単語を思い出す

直径5cmのボールをできるだけ強く握ります。
ボールを握る時間は合計90秒で間に15秒の休憩が入りました。

実験の結果、最も記憶力が高かったのは次の組み合わせです。

  • 単語を記憶する前に右手でボールを握った
  • 単語を思い出す前に左手でボールを握った

全くボールを握りしめなかったグループより、記憶力が1.2倍ほど高くなりました。

エピソード記憶は左右の前頭葉で役割が異なる

最も記憶力が高かったのは次の組み合わせでした。

  • 単語を記憶する前に右手でボールを握った
  • 単語を思い出す前に左手でボールを握った

なぜ、この組み合わせなのかと言うとエピソード記憶は左右の前頭葉で役割が異なるからです。

  • 左の前頭葉は記憶時に活動する
  • 右の前頭葉は想起時に活動する

ややこしいですが、拳を握った側と反対の前頭葉が活性化します。

右手を握る

左の前頭葉が活性化する

記憶できる量が増える

左手を握る

右の前頭葉が活性化する

思い出せる量が増える

ということになります。

忘れたくないことがあれば、右手をグッと握って脳に刻み込みましょう。
用事をド忘れしたときは、左をガツッと握って脳を揺さぶって下さい。

その3.集中力を高める

右の前頭葉は注意の維持や頭の切り替えに関わっています。
集中力を司っていると言えるでしょう。
物事に注意を向けているときに、右の前頭葉が活性化します。

しかし、ADHDは課題に取り組ませても右の前頭葉の活動が低いです。
そのため、注意散漫になります。

集中力を高めたいADHDは左手で拳を作りガッツポーズしましょう。

左手を握る

右の前頭葉が活性化する

集中力が高まる

まとめ

ADHDは前頭葉の活動が低いです。
そのため、満足にパフォーマンスを発揮できません。

気合を入れたいときは、ガッツポーズをしましょう。
グッと拳を握ることで前頭葉が活性化します。

とくに、活性化したいのは右の前頭葉です。
集中力に関わっています。

前頭葉の活性化は握った手と反対側で起きます。
左手を90秒握りましょう。

Comments

タイトルとURLをコピーしました