コーヒーはアルツハイマーを防ぐ

アイキャッチ栄養療法
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アルツハイマー病は脳細胞が死滅する恐ろしい病気です。
物忘れが増え、日常生活に支障をきたします。
生き生きとした老後を過ごすことは困難になるでしょう。

アルツハイマーは若いときの生活習慣が大きく関わっています。
食事や運動、睡眠によって脳は変化します。

そして、脳に変化を及ぼすとされる飲み物がコーヒーです。
コーヒーに含まれるフェニルインダンはアルツハイマーを予防します。

では、コーヒーがアルツハイマーに効くというデータを3つ見ていきましょう。

その1.脳細胞を保護する

アルツハイマーはアミロイドβやタウと呼ばれるタンパク質が過剰に脳に蓄積されることで発症します。
蓄積されたアミロイドβやタウが脳細胞を損傷させ、認知機能に障害を起こすのです。

しかし、コーヒーの苦味成分であるフェニルインダンはアミロイドβやタウの蓄積を阻害する効果があります。
深煎りのコーヒーにはフェニルインダンが豊富です。

カナダで実施された実験では、焙煎されたコーヒーほどアミロイドβやタウの凝縮を阻害しました。

実験では焙煎方法が異なる同じ種類のコーヒーを使用したそうです。

  • 浅煎りコーヒー
  • 深煎りコーヒー
  • 深煎りコーヒー(カフェイン抜き)

実験の結果、アミロイドβやタウの凝縮を最も阻害したのは深煎りコーヒーでした。
カフェインは関係ありません。

苦ければ苦いコーヒーほど脳細胞を保護してくれるということです。

その2.アルツハイマーのリスクを下げる

コーヒーを習慣的に飲んでいる人はアルツハイマーのリスクが低いです。

カナダで実施された大規模調査では、アルツハイマーとコーヒーの関係が調べられました。

調査の対象者
  • サンプル数:4,088人
  • 年齢   :65歳以上

調査では普段のコーヒーやお茶などの摂取量が調べられました。
調査時点では全員アルツハイマーではありません。

その5年後におけるアルツハイマーの発症を追跡されました。

調査の結果、4.7%の人がアルツハイマーを発症したそうです。
そして、コーヒーの摂取がアルツハイマーのリスクを下げました。

コーヒーを毎日1杯以上飲む人
  • アルツハイマーのリスクが31%低い

お茶にはその効果はありませんでした。

運動もアルツハイマーのリスクを下げる

ちなみに、定期的な運動も脳に良い影響を与えます。
運動はコーヒーと同じくアルツハイマーのリスクを31%下げたそうです。

その3.記憶力を高める

コーヒーは記憶力を高めることがわかっています。

アルツハイマーの予防の観点では、コーヒーに含まれるフェニルインダンが効果的でした。

しかし、記憶力を高める点ではコーヒーに含まれるカフェインが効果的なようです。
カフェインはドーパミンを増やし、記憶力を高めます。

アメリカにあるジョンズ・ホプキンズ大学の実験では、コーヒーが記憶力を高めました。

実験の対象者
  • サンプル数:44人
  • 男性   :39%
  • 女性   :61%
  • 平均年齢 :21歳

実験の対象者はある記憶力を試されるテストを受けました。
様々なオブジェクトを写真を見せられ記憶するというもの。

  • かご
  • タツノオトシゴ
  • 四つ葉のクローバー
  • アヒルのおもちゃ

などなど。

実験の流れは次の通り。

オブジェクトを記憶する

カフェイン(200mg)orプラセボを摂取する

24時間後に記憶力テストをする

プラセボは偽薬のことで中身はなんの効果もない物質が入っています。
比較対象として用意されたグループです。

実験の結果、カフェインの摂取が記憶力に影響を及ぼしました。
大枠の記憶力に大きい差はありませんでしたが、細部の記憶力に差が現れています。

例えば、かごのリボンの色が違うとかタツノオトシゴの種類が違うなどです。
詳細的な記憶力が高まっていました。

コーヒーの注意事項

コーヒーはアルツハイマーに効果的ですが、飲み方に気をつける必要があります。
場合によっては悪影響を受けるでしょう。

コーヒーを飲む上で注意するのは3点です。

その1.砂糖や人工甘味料を使用しない

コーヒーはできるだけブラックで飲みましょう。
砂糖やガムシロップなどの人工甘味料は使用してはいけません。

というのも、砂糖や人工甘味料は認知機能を悪化させるからです。
実際に、アルツハイマーになった人は砂糖や人工甘味料の摂取量が多かったことがわかっています。

アルツハイマーの原因であるアミロイドβは血糖値が高い状態が続くと蓄積されるからです。

血糖値が高い状態が続く

インスリンが大量に分泌される

インスリンを分解する酵素が大量に消費される

アミロイドβを分解する酵素が不足する

アミロイドβが蓄積される

アルツハイマーになる

人工甘味料は血糖値と関係ないと思われたかもしれませんが、そうとは言い切れません。
インスリンの効きが悪くなったというデータも存在します。
アルツハイマーになった人は人工甘味料の摂取量が多かったので避けておくのが無難でしょう。

砂糖と人工甘味料は使用しないこと。

ブラックがキツいという人は牛乳を混ぜて飲むと良いでしょう。

その2.1日4杯まで

コーヒーは美味しいからと言ってグビグビ飲んではいけません。
というのも、飲みすぎると効果が下がるからです。

フィンランドとイタリア、オランダで実施された大規模調査では1日3杯のコーヒーが最もアルツハイマーのリスクを下げました。
それ以上飲むとリスクが上がっていきます。

他の調査でも1日3〜5杯のコーヒーが最もパフォーマンスが高いです。

それから、うつ病のリスクも同じく4杯を超えると上がってきます。

コーヒーは1日1〜4杯にしましょう。

その3.午後に飲まない

コーヒーは覚醒効果があり、睡眠を阻害します。
睡眠が不足するとアミロイドβが蓄積されることがわかっています。

もちろん、朝に飲む分には問題ありません。

しかし、問題は午後。
実際のところ、就寝6時間前のコーヒーでも睡眠時間が1時間も削られたというデータもあります。

コーヒーは人によって代謝スピードが大きく異なるそうです。
睡眠に不安がある人は午後にコーヒーを飲まない方が良いでしょう。

まとめ

コーヒーはアルツハイマーに効く飲み物です。

できれば、深煎りのコーヒーを飲みましょう。
フェニルインダンが豊富です。

それから、カフェインもドーパミンを増やし記憶力を高めてくれます。

しかし、飲み方には気をつけて下さい。
逆効果になる恐れがあります。

コーヒーの注意事項
  • 砂糖や人工甘味料を使用しない
  • 1日4杯まで
  • 午後に飲まない

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参考論文
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