うつ病になると体から力が抜けビシッとした姿勢を保つのが困難になります。
まるで、おじいちゃんになったかのよう。
前かがみで酷い猫背になります。
このように姿勢が悪くなるのは、うつの特徴です。
しかし、元々の姿勢が悪いとうつ病になりやすいと言えます。
姿勢次第でメンタルは左右するからです。
では、姿勢が及ぼす影響について3つのデータを見ていきましょう。
姿勢を正すアイテムについても後ほど紹介します。
その1.エネルギーが低下する
悪い姿勢はエネルギーを奪います。
アメリカにあるサンフランシスコ州立大学の実験では、姿勢が及ぼすエネルギーへの影響を調べられました。
なお、実験の対象者は全員大学生とのこと。
実験の対象者は次のいづれかのグループにわけられました。
- 前かがみ
- スキップ
前かがみグループは、地面を向いて前かがみの状態で部屋の中を歩きます。
スキップグループは、片手片足を大きく上げたスキップで部屋の中を歩いたとのこと。
それぞれ実施時間は3分程度です。
実験の結果、実験の前後で主観的なエネルギーに変化が生まれました。
前かがみで頭が下がっていると、エネルギーも下がるということ。
とくに、抑うつが高い人ほどエネルギーが低下したそうです。
落ち込みやすい人は姿勢に注意する必要があります。
その2.ネガティブになる
姿勢が悪いと機嫌も悪くなります。
オランダにあるアムステルダム自由大学の実験では、姿勢が及ぼす感情への影響を調べられました。
なお、実験の対象者は全員大学生とのこと。
実験の対象者は次のいづれかのグループにわけられました。
- 前かがみの姿勢
- まっすぐな姿勢
- 自由な姿勢
それぞれグループで指示された姿勢でイスに座ります。
その姿勢を保ったまま、いくつかタスクが出題されました。
実験は40分程度だったそうです。
そして、実験の前後におけるネガティブな感情の変化を調べます。
実験の結果、前かがみの姿勢をとったグループのみネガティブになりました。
- ネガティブな感情が1.18倍増えた
他のグループにはそのような影響は見られていません。
その3.自尊心が低下する
悪い姿勢は自尊心を低下させます。
自尊心が低いほどうつ病になりやすいです。
アメリカにあるオハイオ州立大学の実験では、姿勢が及ぼす自信への影響が調べられました。
なお、実験の対象者は全員大学生とのこと。
実験の対象者は次のいづれかのグループにわけられました。
- 前かがみの姿勢
- まっすぐな姿勢
両方のグループともに可能な限り誇張した姿勢を取るように指示されたそうです。
また、まっすぐな姿勢グループは胸を張る仕草も求められています。
その姿勢を維持しながらあるタスクが出題されました。
将来の職業について肯定的な考えと否定的な考えを3つづつリストアップします。
そして、その考えに自信があるか9点満点で自己採点させられました。
点数が高いほど自信があるということです。
実験の結果、姿勢の違いが自信に影響を及ぼしました。
姿勢が悪いと考えに自信を持てなくなります。
猫背は自尊心が低い
イランにあるテヘラン大学でも同様の結果が出ています。
姿勢と自尊心の関係を調べられました。
調査の結果、肩が丸い猫背の人ほど、自尊心が低かったそうです。
まとめ
うつ病になると姿勢は悪くなります。
しかし、そもそも姿勢が悪い人はうつになりやすいです。
姿勢を正すことでうつ病の予防になります。
とはいえ、長年続いてきた姿勢を正すのは大変です。
そこで、効果的なアイテムがあります。
それは、姿勢矯正サポーターです。
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