部屋を散らかすとうつ病になる

アイキャッチうつ
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部屋と心はリンクしています。
もし、部屋が荒れているなら心も荒れていることでしょう。

事実、部屋が散らかっている人ほどうつ病の傾向が高いです。
部屋の中がモノで溢れていると情報過多で脳に負担がかかり、うつ病を招きます。

部屋を散らかす

ワーキングメモリーが消費される

扁桃体が暴走する

コルチゾールが増える

海馬が縮小する

うつ病になる

では、部屋を散らかすことがうつ病に繋がるというデータを3つ見ていきましょう。

その1.ネガティブになる

部屋が散らかっているとネガティブになります。
モノが溢れているとワーキングメモリーが消費されるからです。

ワーキングメモリーは計画を立てたり、物事に集中するときに活用されます。
今、目の前の課題に関係がない情報を無視するときもワーキングメモリーが活躍しているということです。

もし、身の回りがモノだらけならワーキングメモリーに負担がかかります。
そうなると、情動を司る扁桃体という脳領域が暴走を起こします。

その結果、不安が強くなってしまうのです。
扁桃体が暴走するほどネガティブになると言えるでしょう。

実際にワーキングメモリーが弱い人ほど不安や抑うつが強いことがわかっています。

そして、ワーキングメモリーを弱らせる原因となるのが課題に無関係な情報の量。
つまり、散らかった部屋です。

その2.精神疾患にかかりやすい

部屋を散らかす人は精神疾患にかかりやすいと言えます。
うつ病や不安障害の有病率が非常に高いです。

アメリカで実施された調査では、買いだめ障害の人は高い確率で精神疾患を抱えていました。

調査の対象者
  • サンプル数:217人
  • 男性   :21%
  • 女性   :79%
  • 平均年齢 :52.63歳

なお、調査の対象者は部屋が乱雑で物を捨てることができない買いだめ障害の人です。

調査の結果、買いだめ障害と精神疾患の高い併存率が確認できました。

  • 50.7%の人がうつ病
  • 24.4%の人が不安障害

これは非常に高い数値と言えます。

アメリカの国立精神衛生研究所で発表された米国成人の有病率と比べてみましょう。

  • 10%未満の人がうつ病
  • 20%未満の人が不安障害

明らかに買いだめ障害の人は病みやすいと言えます。

その3.心が荒れる

乱雑な部屋にいると心も荒れてしまいます。
環境が及ぼす認知への効果は非常に大きいです。

割れ窓理論(ブロークン・ウィンドウ)という有名な理論があります。

建物の窓が割れているのを放置していると、やがて他の窓も破壊されるという考え方です。
落書きも同じで1箇所でも落書きがあれば、やがて落書きが増えていくということ。

つまり、環境が認知に影響を与えているということです。
身の回りがごちゃごちゃしていれば、頭もごちゃごちゃするということ。

オランダにあるフローニンゲン大学の実験では、ポイ捨てに関する割れ窓理論の実験が行われました。

実験の対象者
  • サンプル数:154人

実験が行われたのは、あるショッピングエリアの駐輪所です。
その駐輪所でポイ捨てを誘発するために、自転車のハンドルにゴムバンド付きのチラシを付けたそうです。

そのチラシを自転車の持ち主がポイ捨てするかどうかを計測されました。

ただし、駐輪所は次のいづれかの条件です。

  • 壁に落書きがない:左の画像
  • 壁に落書きがある:右の画像

実験の結果、割れ窓理論が確認できました。
壁に落書きがある方が多くポイ捨てをしています。

ポイ捨てをした割合
  • 壁に落書きがない:33%
  • 壁に落書きがある:69%

割れ窓理論が証明されました。

同大学の他の実験でも同様の結果です。
乱雑で散らかった空間にお金を放置するとネコババ行為を増長させました。

つまり、散らかった部屋にいると心も荒れるということ。

まとめ

部屋を散らかすと脳に悪影響を与え、うつ病を招きます。

部屋を散らかす

ワーキングメモリーが消費される

扁桃体が暴走する

コルチゾールが増える

海馬が縮小する

うつ病になる

また、環境が認知に及ぼす影響も大きいです。
荒れた環境にいると心も荒れます。

部屋だけでなく服装も同じです。
だらしない格好をしていると抑うつ的な気分を招きます。

定期的に掃除する習慣を身につけましょう。
体を動かすことはうつ病の効果的な治療・予防になります。

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