運動は希死念慮を振り払う

アイキャッチうつ
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希死念慮とは死にたい気持ちのこと。
うつ病になったり、耐えられない不幸な出来事に遭遇すると希死念慮は湧いてきます。

一度、希死念慮に襲われると思考が停止して何も手が付かなくなるでしょう。
ベッドから起き上がる気力も失われてしまいます。

希死念慮は非常に厄介な感情です。
ですが、振り払う方法はあります。

それは「運動」です。

では、運動が希死念慮を振り払うというデータを2つ見ていきましょう。

その1.希死念慮を減らす

運動をしている人ほど、うつ病になりにくく希死念慮も低いといったデータがいくつも出ています。

アメリカにあるバーモント大学の大規模調査では、運動をしている人ほど希死念慮が低かったです。

調査の対象者
  • サンプル数:13,583人
  • 年齢   :14〜18歳

なお、実験の対象者は全員高校生です。

実験の対象者のうち、22.2%もの人が希死念慮を抱えていました。
とくに、過去12ヶ月以内にいじめ被害にあった人は希死念慮がもっと高く39.3%です。

ただし、運動量が多い人は希死念慮が低いことがわかりました。
1日あたり合計60分以上の運動を週に何日間しているかで希死念慮が変わります。

希死念慮を抱えている割合(全体)
  • 1週間の運動日数が0〜1日:24.6%
  • 1週間の運動日数が6〜7日:15.9%
希死念慮を抱えている割合(いじめ被害にあった人)
  • 1週間の運動日数が0〜1日:45.9%
  • 1週間の運動日数が6〜7日:36.8%

運動をしている人ほど希死念慮が低いです。
希死念慮を全くのゼロにできるとまでいかないですが、効果はあると言えます。

その2.無快感症(アンヘドニア)を抑える

無快感症とは快楽を体験する能力が低下した症状です。

人や物に対する興味や関心が薄れる。
以前まで楽しめていた趣味が楽しめない。

こういった症状が出ているなら無快感症です。

楽しいことが何一つ無いなら非常に辛い状態と言えます。
事実、無快感症が高いほど希死念慮も高くなる傾向です。

つまり、無快感症を抑えることが出来れば希死念慮を振り払えると言えます。
そこで効果的なのが運動です。

無快感症に似た抑うつ症状として、バーンアウト(燃え尽き症候群)があります。
燃え尽きて何もやる気が出ない状態です。

しかし、運動に取り組むとバーンアウトから立ち直ることができます。

運動のプログラム
  • 実施回数:週3回
  • 1セッション:30分
  • 運動強度:中程度

ジョギングでも筋トレでも効果ありです。

また、運動を通して「幸福感」や「達成感」といった感情が高まることがわかっています。
感情が芽生えれば、もう無快感症ではありません。

希死念慮も振り払えていることでしょう。

まとめ

希死念慮が襲ってきたなら運動をしましょう。
もちろん、走る気力もないと思います。

まずは、近くの公園を散歩するだけで良いです。
自然と触れ合うことで抑うつ症状が低下することがわかっています。

そよ風の心地よさや草木の匂いを感じ取ってみてください。
きっと死んだ感情が蘇ります:)

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