ボールペンは不安を打ち消す

アイキャッチ健康・メンタルケア
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将来、どうやって生きていこうか。
自分の人生に希望が持てない。

ときには、厄介な不安に心を蝕まれることもあるでしょう。

もし、不安を打ち消せるのであれば打ち消したい。
大丈夫です。
その願いはボールペンが叶えてくれます。

「いや、ふざけんな」

そう思われた方もいると思いますが、これはマジです。
ボールペンは不安を打ち消します。

なぜ、ボールペンが不安を打ち消すのか?

ボールペンを使えば不安を打ち消すことができます。
実際のところ、シャーペンでもマジックペンでも構いません。

書くことが出来れば大丈夫です。
では、ボールペンを使って何をするのかというと、負の感情・経験を紙に書き出します。

例えば

  • 不安の原因
  • 過去のトラウマ
  • ストレスを感じた出来事

エクスプレッシブライティングと言って、頭の中のモヤモヤをアウトプットします。
すると、不安が嘘のように打ち消されるのです。

信じられないかも知れませんが、心理療法にも用いられていて効果が認められています。

なぜ、負の感情・経験を紙に書くと不安が打ち消されるかと言うと、書くことにより不安を脳内から追い出すことができるからです。

将来に不安を感じる

吐き出し先がない

将来の不安が脳内にとどまる

ぐるぐるネガティブ思考が発生する

紙に将来の不安について書き出す

脳内から将来の不安が追い出される

不安が解消される

もちろん、将来の不安を100%忘れることはできないでしょうが思い出す確率はグッと減ります。
同様に、過去のトラウマやストレスも紙に書き出すことで、忘れることができます。

では、負の感情・経験を紙に書くことの効果についてデータを2つ見ていきましょう。

その1.不安・抑うつ・PTSD(心的外傷後ストレス障害)を緩和させる

アメリカで実施された実験では、負の感情・経験を紙に書いたことで不安や抑うつ、PTSDが緩和しました。

実験の対象者
  • サンプル数:149人
  • 性別   :女性
  • 平均年齢 :36.3歳

なお、実験の対象者は全員物質使用障害の患者とのこと。
アルコールや薬など物質の乱用経験があります。

また、半数以上が不安障害やうつ病、PTSDの診断が降りているそうです。

そこで、実験の対象者に文章を書かせて、不安や抑うつ、PTSDに効果があるか検証されました。

実験のプログラム
  • 実施期間:4日間
  • 1セッション:20分

ただし、あるグループのみ書かせる文章の内容に指示が入ります。

それは、過去のトラウマやストレスに感じた出来事について自分の考えや感情を書くというもの。
つまり、負の感情・経験を紙に書かされたということです。

実験の結果、負の感情・経験を紙に書いたグループのみに効果が見られました。

  • 不安が25%低下した
  • 抑うつが13%低下した
  • PTSD症状が15%低下した

過去のトラウマや不安の原因を考えないようにするのではなく、向き合って紙に書くこと。
それにより、不安のデトックスができるということです。

その2.プレッシャーに強くなる

アメリカのシカゴ大学の実験では、不安な気持ちを紙に書いたことでプレッシャーに強くなりました。

実験の対象者
  • サンプル数:47人

なお、実験の対象者は全員大学生です。

実験の対象者は高いプレッシャーを与えられた上で数学のテストを実施されました。
高いプレッシャーというのが、数学の点数次第で金銭的報酬が決まるというもの。
点数が高ければ高いほど、貰えるお金が多いです。

しかも、連帯責任の要素が加わっています。

  • ランダムで選ばれたパートナーとチームを組む
  • 自分+パートナーの数学テストの合計点数が金銭的報酬を決める

つまり、自分のパフォーマンスが悪いとパートナーに迷惑を掛けてしまうという高いプレッシャー環境下で数学のテストが実施されました。

ただし、実験の対象者は次のいづれかの条件で数学のテストを受けます。

  • 数学テスト前に今の感情を紙に書く
  • 数学テスト前に無関係なことを紙に書く
  • そのまま数学テストを受ける

実験の結果、数学テスト前に今の感情を紙に書いたグループに良い影響が見られました。

  • 普段の数学テストより回答精度が4%向上した

それに対し、数学テスト前に無関係なことを紙に書いたグループとそのまま数学テストを受けたグループはパフォーマンスが下がっています。

  • 普段の数学テストより回答精度が7%低下した

普通は高いプレッシャーに晒されるとパフォーマンスが下がるそうです。

しかし、不安な気持ちを抑え込むのではなくアウトプットすること。
それにより、プレッシャーに強くなると言うことです。

不安な気持ちはストレートに出すこと

不安を打ち消すためには、正直に今の気持ちをストレートに出しましょう。

実際に、数学テスト前に今の感情を書いたグループは不安関連の単語を多く使用していました。

  • 心配
  • 怖い
  • そわそわ

などなど。

負の感情・経験を紙に書くと逆効果になるケース

負の感情・経験を紙に書くことで不安に効果があると言えます。

ただし、万人に効くメソッドではありません。
内向的なASD(自閉症スペクトラム障害)や不注意優勢型ADHDは過去の振り返りをすると、かえって悪化する可能性があります。

詳細については、こちらの記事をご覧ください。

内向的なASDや不注意優勢型ADHDの方は、過去の振り返りをするときは気をつけましょう。

まとめ

不安が強い方は、負の感情・経験を紙にアウトプットしましょう。
不安やトラウマは紙に書き出すことで忘れることができます。

もちろん、100%忘れることはできないでしょうが思い出す確率はグッと減るハズです。

とにかく、感情のままストレートに書き出すことで気持ちが晴れてきます。

それから、なるべく手書きで書いて下さい。
パソコンのタイピングより手書きの方が認知能力が高まったというデータもあります。

また、パソコンを開くとソーシャルメディアの通知などが目に入るでしょう。
ソーシャルメディアは、刺激が強くストレスを高めることがわかっています。

アナログで静寂な時間を大切にしましょう。

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