ASDが過去を振り返ってはいけない2つの理由

アイキャッチ発達障害
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内向的なASD(自閉症スペクトラム障害)は過去を振り返ってはいけません。
情緒が不安定になってしまいます。
これは不注意優勢型ADHDにも当てはまるでしょう。

実は感情表現がニガテな方は、過去のトラウマやストレスに感じた出来事を振り返って日記を書くと情緒が悪化したというデータもあります。

反対に、感情表現が豊かな方は過去の振り返りを日記に記すことで、不安や抑うつが解消します。

では、なぜ内向的なASDが過去を振り返ると情緒が悪化するのか?
2つ理由が考えられます。

その1.自分の感情がわからない

まず、1つ目の理由として「自分の感情がわからない」です。

内向的なASDは感情表現がニガテですが、そもそも自分の感情を理解していません。
快・不快といった大きいラベリングしかありません。
自分の感情を言葉にするということが極端にできないのです。

そのため、過去の振り返りをしても感情や考えをまとめることができずに情緒が悪化します。

自分の感情がわからない

中途半端な振り返りになる

苦しい感情だけ残る

情緒が悪化する

その2.認知の歪み

次に、2つ目の理由として「認知の歪み」です。

感情表現がニガテな方は、とにかく我慢強いのが特徴。
しかも、真面目で責任感が強いです。

そのため、どんなに辛くとも、しんどくとも助けを求めることができない。
体がぶっ壊れるまで我慢を続けます。
そして、うつ病になるという方が非常に多いのです。

つまり、普通の感覚とは違うということ。
認知(物事の考え方)が歪んでいます。

認知が歪んでいると、過去を振り返っても有意義な振り返りにならないでしょう。

認知が歪んでいる

自責の念や後悔が大きい

非生産的な振り返りになる

情緒が悪化する

まとめ

一般的には、過去のトラウマやストレスに感じた出来事を振り返って日記を書くと不安や抑うつが解消されることがわかってます。

ですが、感情表現が乏しい内向的なASDや不注意優勢型ADHDは、過去の振り返りに気をつけてください。
場合によっては、情緒が悪化する可能性があります。

とはいえ、感情の言語化は情緒を安定させる非常に有効的なメソッドです。
練習しておいたほうがいいでしょう。

ポイントはハードルを下げて取り組むこと。

いきなり過去のトラウマについて考えるのではなく、日常のちょっとした体験から感情の言語化を始めてください。
例えば、外食やショッピングなど些細な体験から感じたことを紙に書き記しましょう。
段々と慣れてから過去のトラウマに挑戦すると良いです。

こちらの書籍は感情を言語化する方法について、詳しく載っています。

「言葉にできる」は武器になる。 (日本経済新聞出版)

また、認知の歪みはいろいろ書籍を読んだり、人と話をすることで矯正していくことができます。
こちらの書籍は物事の考え方や捉え方を変えていく上で参考になります。

嫌われる勇気

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