運動は過敏性腸症候群の薬となる

アイキャッチ運動療法(エクササイズセラピー)
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日本人のおよそ5人に1人はIBS(過敏性腸症候群)だそうです。
慢性的な下痢や便秘を起こしているなら、IBSと言えます。

IBSの原因は多岐に渡るのですが、腸の血流が悪かったり、腸がねじれていると発生しやすいそうです。
生まれつき腸の形態が悪いという方もいらっしゃるでしょう。

ですが、腸は正すことができます。
運動を行うとIBSが改善するそうです。

では、運動がIBSに効くというデータを3つ見ていきましょう。

その1.運動不足だとIBSのリスクが高まる

イランで実施された調査によると、運動不足だとIBSのリスクが高まるそうです。

調査の対象者
  • サンプル数:4,763人
  • 平均年齢 :36.5歳

なお、調査の対象者のうち21.5%がIBSとのこと。

調査では1週間あたりの運動量が調べられました。

調査の結果、週1時間未満の運動量の人はIBSであるリスクが高まったそうです。

  • IBSにかかるリスクが27%高い

その2.ウォーキングで便秘が33%減少した

イギリスのグッドホープ病院で実施された実験では、ウォーキングが便秘に効きました。

実験の対象者
  • サンプル数:56人
  • 男性   :27%
  • 女性   :73%
  • 平均年齢 :43.1歳

なお、実験の対象者は全員IBS患者とのこと。

実験の対象者は2つのグループにわけられました。

  • 運動する
  • 運動しない

運動をするグループのみ運動を実施します。
実施された運動は主にウォーキングです。

運動のプログラム
  • 実施期間:12週間
  • 運動強度:中強度
  • 実施回数:週5回
  • 1セッション:30分

実験の結果、運動をしたグループは便秘症状が33%減少しました。

ただし、腹痛や下痢には効果が見られなかったとのこと。
ですが、ウォーキングは便秘に効果があるようです。

その3.下痢にはヨガが効く

下痢症状が強いIBSの人に運動が効かないかと言うと、そうではありません。
運動の種類によっては下痢症状にも効果があるようです。

インドで実施された実験では、ヨガが下痢症状に効きました。

実験の対象者
  • サンプル数:22人
  • 性別   :男性
  • 平均年齢 :30.9歳

なお、実験の対象者は全員下痢症状が強いIBS患者とのこと。

実験の対象者は2つのグループにわけられました。

  • 薬物治療:毎日、2〜6mgの薬を飲む
  • ヨガ治療:毎日(朝・夕)、12種類のアサナを行う

アサナとはヨガのポーズのことです。
全身を使った腸をほぐすようなアサナが取り入れられました。

実験のプログラム
  • 2ヶ月

実験の結果、ヨガ治療グループは腸の症状が約50%ほど減少しました。
しかも、薬物治療よりも効果が高いです。

下痢症状が強い方にはヨガが効果的と言えます。

まとめ

運動は腸を正す効果があります。
普段、運動されていない方は運動を行いましょう。
便秘であればウォーキング、下痢であればヨガがオススメです。

ただ、IBSは多因子性疾患と言われていて、原因が一つではありません。
ストレス由来のものもあれば、腸内細菌が原因の場合もあります。

ですが、腸の血流や腸の形態の問題であれば、運動は効果を発揮するハズです。
一度、試す価値はあると思います。

もし、効果がなかった場合はプロバイオティクスなども実践されると良いでしょう。

IBS(過敏性腸症候群)を治す本

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