マグネシウムはADHDの効果的な治療となる

アイキャッチADHD(注意欠陥・多動性障害)
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多くのADHDはマグネシウムが不足しています。
マグネシウムとは鉄やカルシウムと同じミネラルの一種です。

もし、マグネシウムが不足するとどうなるでしょうか?

疲労感を感じたり、集中力が欠如したり、気が短くなります。
ADHD症状そのままと言っていいでしょう。

実際にADHDにマグネシウムを摂取させると症状が良くなることがわかっています。

では、ADHDとマグネシウムの関係について4つデータを見ていきましょう。

その1.ADHDの65%がマグネシウム不足

エジプトにあるアインシャムス大学の調査では、ADHDはマグネシウムと亜鉛が不足していたそうです。

調査の対象者
  • ADHD:20人
  • 定型発達:20人
  • 男性:90%
  • 女性:10%
  • 年齢:6〜16歳

調査では血液や髪の毛に含まれるミネラルを調べられました。

調査の結果、次のことがわかりました。

マグネシウム不足の割合
  • ADHD:65%
  • 定型発達:10%
亜鉛不足の割合
  • ADHD:70%
  • 定型発達:10%

明らかにADHDの方がマグネシウムと亜鉛が不足していることがわかります。

マグネシウムと亜鉛が不足するとADHD症状が強まる

マグネシウムと亜鉛が不足しているADHDは次の症状が強かったです。

  • 反抗性
  • 不注意
  • 多動性
  • 衝動性

どれもADHDの中核的症状と言えます。

その2.マグネシウム+ビタミンB6でADHD症状が改善した

ADHDはマグネシウム不足な傾向です。

では、単純にマグネシウムを摂取すればADHD症状は良くなるでしょうか?
答えはその通りで良くなるようです。

Journal of the American College of Nutritionという学術雑誌に掲載された実験では、マグネシウム+ビタミンB6でADHD症状が改善しました。

実験の対象者
  • ADHD:52人
  • 年齢:0〜15歳
実験のプログラム
  • 実施期間:6ヶ月

実験の対象者はマグネシウム(6mg/体重1kgあたり)とビタミンB6(100mg/日)を毎日摂取したそうです。

実験の結果、全てのADHDに何らかの改善が見られました!

  • 静かになった
  • 不安が解消された
  • 集中力の増加した
  • けいれんが減少した
  • 物理的な攻撃が減った
  • 多動的な行動が減った

などなど。

実験は6ヶ月実施されましたが、症状の大幅な改善は2〜4ヶ月目には表れたそうです。

その3.マグネシウムが前頭前野を強化した

先程の実験ではマグネシウムと一緒にビタミンB6が使用されていました。
では、マグネシウム単体で効果を発揮するのかというと、どうやら効果を発揮するようです。

エジプトにあるアインシャムス大学の実験では、ADHDの前頭前野が強化されました。
前頭前野はADHDが弱いとされている脳領域で、ワーキングメモリーや抑制機能に関わっています。

実験の対象者
  • ADHD:18人

なお、実験の対象者は全員マグネシウム欠乏とのこと。

実験の対象者は2つのグループにわけられました。

  • マグネシウムを摂取する
  • マグネシウムを摂取しない

マグネシウムを摂取するグループのみ、毎日マグネシウムを摂取します。

実験のプログラム
  • 実施期間 :8週間
  • 経口摂取量:1日200mg

実験ではWCST(ウィスコンシンカード分類課題)と呼ばれる前頭前野の能力が問われる課題が実施されました。
WCSTは実験開始時点とその8週間後の2回実施されたそうです。

実験の結果、マグネシウムを摂取したグループは8週間でWCSTのスコアを大きく伸ばしました!
前頭前野が強化されたと言えるでしょう。

8週間のマグネシウムによりADHD症状が改善された

8週間のマグネシウムの摂取は前頭前野を強化しただけでなく、ADHD症状も改善させました。

減少したADHD症状の割合
  • 反抗性:18.0%
  • 不注意:23.5%
  • 多動性:30.1%
  • 衝動性:27.1%

前頭前野が強化されたなら、当然と言えば当然ですがADHD症状も良くなります。

その4.メチルフェニデート+ミネラルでADHD症状が51%も改善した

もし、ADHDの薬を飲まれているならマグネシウムを摂取することで相乗効果を得ることができます。

イランのザーヘダーンで実施された実験では、メチルフェニデート+ミネラルでADHD症状が大きく改善しました。

メチルフェニデートとはADHDの薬の一つで、日本ではコンサータと呼ばれています。

実験の対象者
  • ADHD:40人
  • 男性:80%
  • 女性:20%
  • 年齢:6〜12歳

実験の対象者は2つのグループにわけられました。

  • メチルフェニデート+ミネラル(マグネシウム・亜鉛・カルシウム)
  • メチルフェニデート+プラセボ

プラセボは偽薬のことで、中身はなんの効果もない物質が入っています。
比較対象として用意されたグループです。

実験のプログラム
  • 実施期間:8週間

実験の結果、メチルフェニデートを処方されたため両方のグループで改善が見られました。
ただし、よりADHD症状を改善したのはミネラルも一緒に摂取したグループです。

メチルフェニデート+プラセボ
  • 不注意症状   :37.6%改善した
  • 多動・衝動症状 :35.6%改善した
  • 総合的なADHD症状:36.6%改善した
メチルフェニデート+ミネラル
  • 不注意症状   :56.5%改善した
  • 多動・衝動症状 :46.7%改善した
  • 総合的なADHD症状:51.7%改善した

コンサータを飲まれている方は、一緒にミネラルも摂りましょう。

まとめ

ADHDはマグネシウム不足により悪化します。
疲労感や不注意、衝動性はマグネシウム不足から来ている可能性はあります。

実験ではマグネシウムを最低でも2ヶ月間、飲み続けて効果を確認できています。
しっかり毎日、マグネシウムを摂取しましょう!

アメリカのRDA(推奨される食事制限)によると1日に必要なマグネシウムの量は次のとおりです。

  • 成人男性:410mg
  • 成人女性:360mg

もし、マグネシウム不足であれば1.5倍くらい摂っても構いません。

マグネシウムを安定して摂取するにはサプリメントがオススメです。

Now Foods, マグネシウムキレート、植物性カプセル 120粒 [並行輸入品]

私もサプリメントで1日1錠摂取しています!
もちろん、マグネシウムがADHDに効くからと言って過剰摂取しないように気をつけて下さい。

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