亜鉛が不足するとASDは悪化する

アイキャッチASD(自閉症スペクトラム障害)
この記事は約5分で読めます。

亜鉛は必須ミネラルの一つで、情緒の安定や免疫力の向上などに関わっています。
数多くある栄養の中でも、亜鉛は重要です。

亜鉛が不足するとASD(自閉症スペクトラム障害)が悪化することがわかっています。
なぜなら、亜鉛はASDが弱いとされている脳のGABA(γ-アミノ酪酸)機能に関わっているからです。

亜鉛不足により、GABA機能が更に弱化するとASDは悪化します。

ASDはGABA機能が弱い

GABAとは神経伝達物質の一つで、精神を抑制させる働きがあります。

もし、GABAが不足すると精神は落ち着きません。
GABAが不足している人達は次のような症状を抱えています。

  • 眠れない
  • 不安が強くなる
  • 衝動的になる
  • 攻撃的になる
  • 自閉的な行動が強くなる

などなど。

つまり、GABAが少ないとASDの症状が強くなるということ。
実は亜鉛は、その重要なGABA機能に関わっています。

そのため、亜鉛が不足するとGABA機能が弱化してしまうということです。

では、亜鉛とASDの関係について2つデータを見ていきましょう。

その1.ASDの30%が亜鉛不足だった

Scientific Reportsという学術雑誌に掲載された調査によると、ASDは亜鉛不足であるリスクが高かったそうです。

調査の対象者
  • ASD :1,967人
  • 男性:79%
  • 女性:21%
  • 年齢:0〜15歳

血液検査をして血中の亜鉛濃度を調べられました。

調査の結果、29.7%のASDが亜鉛欠乏症だったそうです。
ASDの子供のうち、3人に1人は亜鉛が足りていません。

幼いASDは亜鉛欠乏症のリスクが高い

幼ければ幼いほど、亜鉛欠乏症のリスクは高まります。

亜鉛欠乏症の割合ー0〜3歳のASD
  • 男性:43.5%
  • 女性:52.5%

3歳以下のASDは、大半が亜鉛欠乏症です。

また、最も亜鉛濃度が低かった2歳の男の子は定型発達の12分の1に値するほどの低亜鉛濃度でした。

ASDの子供は亜鉛が非常に足りていないことがわかります。

その2.亜鉛が不足するほど発達障害の症状が強まる

Nutrition and Metabolic Insightsという学術雑誌に掲載された調査によると、亜鉛が不足するほど発達障害の症状が強まったそうです。

調査の対象者
  • ASD   :102人
  • 定型発達:18人

調査では血液検査と自閉症の症状評価アンケートが実施されました。

調査の結果、亜鉛が不足しているASDほど発達障害の症状が強まったそうです。

  • 相手の言葉を理解する力が弱い
  • 注意集中が困難
  • 多動性が強い
  • 運動能力が低い

などなど。

ASDは銅が多く亜鉛が少ない

血液検査の結果、ASDは定型発達よりも血液中の銅が多く亜鉛が少ないことがわかりました。
これは、かんしゃくを起こしやすい人に見られる傾向です。

血液中の平均銅濃度(ug/dl)
  • ASD   :108.9
  • 定型発達:86.5
血液中の平均亜鉛濃度(ug/dl)
  • ASD   :80.5
  • 定型発達:84.7

ASDは情緒不安定なことが多いです。
亜鉛が不足しているため、情緒不安定が加速しているという可能性はあります。

まとめ

亜鉛はGABA機能に関わっています。

もし、亜鉛が不足するとGABA機能は弱化するでしょう。
そうなるとASDの症状は悪化してしまいます。

しっかり毎日、摂取しましょう。

アメリカのRDA(推奨される食事制限)によると1日に必要な亜鉛の量は次のとおりです。

  • 成人男性:14mg
  • 成人女性:9mg

もし、亜鉛不足であれば倍くらい摂っても構いません。
安定して亜鉛を摂取するにはサプリメントがオススメです。

【3個セット】Lオプティジンク(高吸収タイプ亜鉛) 100粒[海外直送品]

私もサプリメントで1日1錠摂取しています!
もちろん、亜鉛の過剰摂取には気をつけて下さい。

タイトルとURLをコピーしました