頭に血が上りやすく、暴言を吐いてしまう。
ついカッとなって物を破壊してしまう。
そういった方は亜鉛不足かも知れません。
犯罪者や攻撃的な人の血液を調べると、亜鉛が少ない傾向がよく見られます。
亜鉛は情緒を安定させるために非常に重要なミネラルです。
では、亜鉛不足がかんしゃくを引き起こしているというデータを4つ見ていきましょう。
その1.攻撃的な人は銅と亜鉛のバランスが悪い
アメリカのイリノイ州で実施された実験では、攻撃的な人は銅と亜鉛のバランスが悪いことがわかりました。
攻撃的な人の殆どは週に1回、かんしゃくを起こします。
- 暴言
- 激怒
- 暴行
などなど。
実験では血液検査をして、銅/亜鉛の比率を調べたそうです。
血液検査の結果は次の通り。
攻撃的な人は銅/亜鉛の比率が高いことがわかります。
つまり、銅が多すぎるか亜鉛が少なすぎるか。
銅と亜鉛のバランスが崩れているため、かんしゃくを起こしている可能性があります。
その2.問題行動を起こす人の75%が亜鉛不足
Physiology & Behaviorという学術雑誌に掲載された実験によると、問題行動を起こす人ほど亜鉛が不足していました。
実験の対象者は次のどれかの診断を受けています。
- ADHD
- 行動障害
- 反抗挑戦性障害
問題行動を起こしやすい層です。
実際に、約半数が暴行や財産喪失などを経験していたとのこと。
こちらの実験でも血液検査が実施されました。
血液検査の結果、実験の対象者のうち75.4%に亜鉛不足が見られたそうです。
問題行動を起こす人の4人中3人は亜鉛不足と言えます。
その3.犯罪者は亜鉛が少ない
トルコにあるフィラット大学の実験では、犯罪者は亜鉛が少ないことがわかりました。
犯罪歴ありの人達は暴行や不法侵入などの罪を犯しています。
血液検査を実施したところ、犯罪者は亜鉛が少ないことがわかりました。
犯罪者は銅が多い
犯罪者は亜鉛が少ない反面、銅が多かったです。
銅/亜鉛の比率で見ると次のようになります。
やはり銅が過剰で亜鉛が少ないと、問題行動を起こす傾向のようです。
その4.亜鉛を摂取すると怒りが28%ダウンする
亜鉛が不足すると、攻撃的になり破壊的になると言えます。
かんしゃくを起こす方は亜鉛を摂取しましょう。
European Journal of Clinical Nutritionという学術雑誌に掲載された実験では、亜鉛を摂取したことで怒りが解消されたそうです。
10週間に渡って7mgの亜鉛を毎日、摂取したことで怒りが28%ダウンしました。
亜鉛には情緒を安定させる働きがあります。
まとめ
亜鉛はかんしゃくを起こさないために必要不可欠です。
しっかり毎日、摂取しましょう。
アメリカのRDA(推奨される食事制限)によると1日に必要な亜鉛の量は次のとおりです。
- 成人男性:14mg
- 成人女性:9mg
もし、亜鉛不足であれば倍くらい摂っても構いません。
安定して亜鉛を摂取するにはサプリメントがオススメです。
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私もサプリメントで1日1錠摂取しています!
もちろん、亜鉛がかんしゃくに効くからと言って過剰摂取しないように気をつけて下さい。