鉄不足はADHDを引き起こす

アイキャッチADHD(注意欠陥・多動性障害)
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鉄は非常に重要なミネラルです。
精神と体の健康に関わっています。
やる気を出したり、体を活発に動かしたりできるのは鉄のお陰です。

そんな重要な鉄ですが、もし不足するとどうなるでしょうか?
元気がなくなり、気分も落ち込みます。
それだけでなく、脳は深刻なダメージを受けるでしょう。

ADHDを引き起こします。

鉄不足はADHDを招く

鉄が不足すると脳や神経細胞の発達に影響を及ぼすことがわかっています。
事実、子供の頃に鉄欠乏症や鉄欠乏性貧血になった人はADHDの確率が高いです。

鉄はドーパミンという神経伝達物質の元になります。
ドーパミンはやる気の源。
脳を覚醒させ、集中力を高めます。

もし、鉄が不足するとどうなるでしょう?
ドーパミンが生成されず、強い眠気に襲われ集中困難になります。
ADHDの症状が発症するでしょう。

一時的に、鉄不足になっただけであれば問題はありません。
ただし、幼少期に長期間に渡って鉄不足に陥るとドーパミン機能が弱化します。
すると、正常にドーパミンが分泌されなくなり、ADHDになってしまうということです。

では、鉄不足がADHDを引き起こすというデータを3つ紹介します。

その1.貧血はADHDの発症率を3.82倍にする

インドのバードワン・メディカル大学の調査では、鉄欠乏性貧血の人はADHDである可能性が高かまりました。

調査の対象者
  • 定型発達:119人
  • ADHD  :119人
  • 男性  :70.6%
  • 女性  :29.4%
  • 平均年齢:11歳

定型発達とはADHDではない人のことです。

ADHDであれば鉄欠乏性貧血の割合が高くなります。

鉄欠乏性貧血の割合
  • 定形発達:7%
  • ADHD  :22%

ADHDのおよそ4人1人は鉄欠乏性貧血です。
鉄欠乏性貧血であれば、ADHDの発症率が高まりオッズ比で3.82倍となります。

その2.ADHDの84%はフェリチン濃度が低かった

鉄欠乏性貧血とまで診断されなくとも、ADHDは鉄不足と言えます。

フランスのパリで実施された調査では、ADHDの84%はフェリチン濃度が低かったそうです。

フェリチンとは鉄の貯金のようなもの。
鉄が十分に補給されていればフェリチン濃度が上がっていきます。

調査の対象者
  • 定型発達:27人
  • ADHD  :53人
  • 男性  :81.2%
  • 女性  :18.8%
  • 平均年齢:9歳

ADHDは低フェリチン濃度(30ng未満/mL)の割合が非常に高いです。

低フェリチン濃度の割合
  • 定形発達:18%
  • ADHD  :84%

ADHDの半数以上が鉄不足と言えます。

その3.フェリチン濃度が低いほどADHD症状が強まる

インドのニューデリーで実施された実験では、フェリチン濃度が低いほどADHD症状が強まったそうです。

フェリチン濃度が低いということは、鉄が不足しているということ。
鉄不足によりドーパミンが生成されないと、ADHD症状が強まるでしょう。

鉄不足を解消すればADHDは緩和される

鉄不足はADHD症状を悪化させるだけでなく、脳の発達にも悪影響です。
しっかり適量を摂取しましょう。

鉄不足を解消すれば、ADHDは緩和されます。

鉄の摂取でADHD症状が緩和された

イランにあるシャフレ・コルド医科大学の実験では、鉄不足のADHDに鉄を2ヶ月摂取させたところADHD症状が大きく緩和されました。

実験の対象者
  • ADHD  :42人
  • 平均年齢:7〜8歳

なお、実験の対象者は全員メチルフェニデート(コンサータ)の治療を受けています。

実験は2ヶ月に渡って実施されました。
鉄不足のADHDに毎日、体重1kgあたり5mgの硫酸第一鉄を摂取させたそうです。

実験の結果、鉄不足だったADHDの症状が大きく緩和されました!
不注意や多動・衝動的な行動が大きく減少しています。

キレート鉄がオススメ

ちなみに、実験で使用された硫酸第一鉄は吸収効率が高くない鉄になります。
吸収効率が良いキレート鉄であれば、摂取量はもっと少なめで良いです。

まとめ

鉄不足は脳に深刻なダメージを与えます。
ドーパミン機能が弱化するとADHDを発症するでしょう。

ADHDにとって鉄は意識しなければならない重要なミネラルです。
しっかり摂取しましょう。

鉄は食事から摂取できますが、毎日食事から摂るのは大変です。
そこでオススメなのが、サプリメントを使うということ。

こちらのキレート鉄は吸収効率が高く、副作用も少ないです。

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