ADHDは運動がニガテ…だが、運動はADHDを助ける

アイキャッチADHD(注意欠陥・多動性障害)
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ADHDは運動嫌いな方も多いと思います。
実際、ADHDは運動能力に問題を抱えやすいです。
運動で嫌な思いを重ねてきたことでしょう。

しかし、ADHDは運動をするメリットがたくさんあります。
衝動性が緩和されたり、集中力が高まったり。

運動はADHDの根本的な治療です!

運動オンチなADHD

ADHDの多くは運動オンチです。
そんな私も運動オンチでした。
ですので、ADHDであれば運動オンチであることは普通です。

ですが、運動を避けるとADHDは良くなりません。
まずは、運動オンチであることを受け入れて運動に取り組んでいきましょう。

では、いくつかADHDが運動オンチであるというデータを紹介します。
その後に、ADHDが運動するメリットを紹介します!

ADHDの33%は運動がニガテだった

Journal of Neural Transmissionという学術雑誌に掲載された調査によると、ADHDの3割ほどが運動能力に問題を抱えていたそうです。

調査の対象者
  • ADHD  :486人
  • 定型発達:269人
  • 年齢  :5〜19歳

定型発達とはADHDではない人のことです。

なお、運動能力の評価にはDCDQ(Developmental Coordination Disorder Questionnaire)と呼ばれる評価アンケートが実施されました。

調査の結果、ADHDは定型発達に比べ運動能力に問題を抱えている割合が多かったです。

定型発達ー運動能力に問題あり
  • 男性:8.3%
  • 女性:1.9%
ADHDー運動能力に問題あり
  • 男性:33%
  • 女性:29.4%

明らかにADHDの方が運動がニガテと言えます。

不注意優勢型ADHDほど運動がニガテ

運動能力はADHDの種類によって差があるようです。

とくに、不注意優勢型は運動能力に問題がある傾向でした。

運動能力が低いほどADHD傾向が強まる

韓国のソウルで実施された実験では、運動能力が低いほどADHD傾向が強まったそうです。

実験の対象者
  • サンプル数:86人
  • 性別   :男性
  • 平均年齢 :22.65歳

なお、実験の対象者は全員大学生とのこと。

実験の対象者は身体測定や体力測定、握力測定など様々な検査を受けました。
すると、ADHD傾向が強い人にはある特徴が見られたそうです。

ADHD傾向が強い人
  • 腹部の脂肪率が高い
  • 体力が低い
  • 握力が弱い
  • 筋持久力が低い(腕立て伏せ)

総じて、運動能力が低いほどADHD傾向が強まると言えます。

ADHDは家に引きこもりがち

ADHDはあまり運動をしません。
家に引きこもりがちです。

不注意優勢型ADHDはゲームに依存しやすいでしょう。

多動・衝動性優勢型ADHDならインターネットに依存しやすいです。

家にこもってばかりいるので、運動能力も低下していきます。

運動はADHDを助ける

ADHDは運動オンチですが、運動をするメリットはたくさんあります。

  • 衝動性が緩和する
  • 集中力が高まる
  • 実行機能が強化される
  • ADHDの根本的な治療となる

ADHDであれば、衝動的な行動や集中困難に悩まされているでしょう。
それらは運動をすることで解決します!

衝動性が緩和する

ADHDは思い立ったら即行動に移してしまいます。
とくに、多動・衝動性優勢型はその傾向が高いでしょう。

しかし、その衝動性は緩和することができます。
毎日30分の運動で多動・衝動性優位型ADHDの症状は改善するでしょう。
ややキツめのランニングで効果があるそうです。

集中力が高まる

ADHDは集中困難でやる気が出ません。

しかし、運動はADHDの集中力を高めてくれます。
たった5分激しめにランニングしただけで集中力は高まるそうです。

運動の前後ではパフォーマンスに雲泥の差があります。

実行機能が強化される

実行機能とは注意の切り替えや情報の取捨選択能力のこと。

ADHDは刺激に弱くなんにでも注意を奪われてしまいます。
頭がごちゃごちゃしやすく、目の前のタスクに集中できません。
ADHDは実行機能が弱いため、そういった症状を抱えます。

しかし、運動は実行機能も強化してくれます。
30分運動すれば、頭のごちゃごちゃはスッキリするでしょう。

ADHDの根本的な治療となる

ADHDというのは脳のドーパミン機能や前頭前野の機能が弱いとされています。
そのため、ADHDの症状が発生しているということ。

ということは、ドーパミン機能や前頭前野の機能を強化できればADHDは治ると言えます。
もちろん、ADHDを完璧に治すことは難しいでしょう。

しかし、ある程度の治療効果を上げることはできます。
運動はドーパミン機能や前頭前野の機能を強化してくれるのです。
つまり、運動はADHDの根本的な治療となるといっても過言ではありません。

運動を6ヶ月程度、継続すると脳が鍛えられます。
それによりベースのADHD症状が緩和されるでしょう。

まとめ

残念ながら ADHDは運動オンチです。
運動嫌いなADHDも多いと思います。

しかし、運動はASDの助けになります。
過去の暗い出来事は忘れて、運動を楽しんで下さい!

週3回、中強度の運動を20〜30分するだけで変わってきます。
運動する習慣を身につけて脳をハックしましょう!

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