反すうはHSPを悪化させる

アイキャッチHSP・感覚過敏
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過去の悲しかった記憶や苦しかった記憶がフラッシュバックする。
否定的な考えが堂々巡りして止まらない。
何年も前の出来事を鮮明に思い出して胸が苦しくなる。

こういった症状のことを反すうと言います。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は負の記憶力が高く、反すうを起こしやすいです。
誰しも少なからず反すうを起こすものですが、HSPはその頻度が多いことでしょう。

もし、頻繁に反すうを起こしているなら要注意。
HSPが悪化します。

反すうがHSPに悪い理由

HSPは扁桃体(へんとうたい)が過覚醒していると言われています。
扁桃体とは脳の一部のことで、役割としては情動(怒りや不安、恐怖など)を司っています。

そのため、涙もろかったり、不安になりやすかったりするということ。
感情表現が豊かとも言えますが、情緒不安定になりやすいとも言えます。

実は反すうは扁桃体を暴走させます。
反すうを起こしているときは、情緒不安定になっているハズです。

もし、たまに反すうを起こす程度なら心配ありません。

しかし、頻繁に反すうを起こしているなら要注意です。
HSPが悪化するでしょう。

頻繁に反すうを起こしていると慢性ストレス状態になります。
そうなれば、脳への影響は良くありません。
扁桃体が暴走しやすくなります。

反すうは情緒不安定を加速させる

Cognitive, Affective, & Behavioral Neuroscienceという学術雑誌に掲載された実験では、反すうが強い人ほど扁桃体が活性化しやすいそうです。

実験の対象者
  • サンプル数:24人
  • 性別   :女性
  • 平均年齢 :20.6歳

実験の対象者は、いくつか指示を受けました。
何枚か写真を見せられたり、否定的なことを考えるように促されたり。

そして、その時の脳の反応をfMRIという機械で調べたそうです。

実験の結果、反すうが強い人ほど扁桃体が活性化していました。
つまり、反すうを繰り返していると扁桃体が暴走しやすくなると言えます。

扁桃体が暴走しやすいと、情緒不安定が加速するでしょう。

手ぶらで反すうを止める2つの方法

頻繁に反すうを起こしていると、年がら年じゅう情緒不安定になってしまいます。
反すうは止めなければなりません。

とはいえ、思考のクセをすぐに変えることはできないでしょう。
普通は何ヶ月もかかるハズです。

しかし、手ぶらで反すうを止める方法が2つあります。
なんの準備もいりません。
今すぐ取り組める方法です。

その2つの方法を組み合わせることで、きっと反すうは抑えられます!

その1.感情にラベリングする

まず、1つ目の方法が「感情にラベリングする」こと。

難しく聞こえるかもしれませんが、内容は単純です。
今感じている感情を言葉に出したり、紙に書き出すだけ。

つまり、感情の言語化です。
メタ認知とも言います。

反すうを起こしてイライラしたなら「今、イライラしている」と言葉に出す、紙に書き出す。
これだけで、扁桃体が沈静化することがわかっています。

次の記事に詳細をまとめているので、気になる方はご確認ください。

また、次の書籍は参考になると思います。

鋼のメンタルを手に入れる ゴリラ式メタ認知トレーニング

その2.運動する

2つ目の方法が「運動する」こと。

運動も扁桃体を沈静化する効果があります。
たった週2回30分の運動で、反すうが大きく緩和するそうです。

また、運動は自尊心も高める効果もありハートが強くなります。

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

まとめ

HSPは扁桃体が過覚醒しているため、情緒不安定になりやすいです。
そして反すうは扁桃体を活性化させイライラや不安を招きます。
軽度の反すうであれば問題ありません。

しかし、反すうの頻度が多いと扁桃体が暴走しやすくなります。
そうなれば、HSPの生きづらさが強く主張してくるでしょう。
悲しい気持ちや苦しい気持ちが膨れ上がります。

泥沼に陥る前に反すうは止めなければなりません。
感情にラベリングと運動は、今すぐできる反すうを抑える方法です。
両方とも組み合わせて、反すうを減らしていきましょう!

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