都会はADHD症状を悪化させ、自然はADHD症状を緩和させる

アイキャッチADHD(注意欠陥・多動性障害)
この記事は約8分で読めます。

ADHDは環境によって悪化したり、緩和したりすることがわかっています。

都会はADHDにとって刺激が多く症状を悪化させやすいです。
それに対して、自然に囲まれた場所ではADHD症状は緩和します。

ブレイブ
ブレイブ

都会は音や光などの刺激が強いですね

都会に住んでいるADHDは、なるべく自然とふれあう機会を作りましょう。
ADHDにとって都会は毒であり、自然は薬になります。

都会はADHD症状を悪化させる

数多くの調査で都会はADHD症状を悪化させることが明らかになっています。

都会の光や音は刺激的。

夜に強い光を浴びたなら眠れなくなるでしょう。
不眠はADHD症状を引き起こします。

それから、都会の喧騒は集中力や注意力の低下を招きます。

ブレイブ
ブレイブ

環境がADHDを生む

もし、地方に住んでいたとしても近くに空港や駅があればADHD症状を引き起こす可能性は高まるでしょう。

では、都会がADHD症状を悪化させるというデータを3つ紹介します。

その1.近所に自然が少なければADHDの確率が高まる

あなたの家や学校、職場の近くに公園はありますか?
近所に公園などの自然が少なければADHD症状が悪化する可能性があります。

中国の北東部にある遼寧省(りょうねいしょう)の94の学校と幼稚園で実施された大規模調査では、家や学校の近所に自然が少なければADHDの確率が高まるそうです。

調査の対象者
  • サンプル数:59,754人
  • 男性   :50.6%
  • 女性   :49.4%
  • 平均年齢 :10.3歳

なお、調査の対象者は小学生や幼稚園児です。

調査結果によると、家や学校から500m以内にある自然が少なければADHDの確率が高まりました。

ブレイブ
ブレイブ

自然が多い地域に住んでいるとADHDの確率は下がる

その2.都会の騒音はADHDを生む

都会には騒音がつきものです。

敏感な人にとっては、騒音はストレスの元。
落ち着きの無さや不注意を生み出します。

ドイツのミュンヘンで実施された調査では、高い騒音はADHD症状を引き起こすそうです。

調査の対象者
  • サンプル数:872人
  • 男性   :53%
  • 女性   :47%
  • 平均年齢 :10.1歳

調査の結果、次のことがわかりました。

高い騒音に晒されている人の特徴
  • ADHD症状が強い
  • 睡眠障害を抱えやすい
  • 情緒不安定
ブレイブ
ブレイブ

睡眠障害を抱えると、ADHD症状や情緒不安定が加速しますね

ADHDは感覚過敏を抱えやすいため、高い騒音に晒されるとADHD症状は悪化します。
比較的に軽いADHD症状だった方が、騒音によりADHD症状を重症化させることはありえるでしょう。

その3.都会の騒音は不注意を強める

高い騒音に晒されると、注意力や集中力も低下してしまいます。

オランダのアムステルダムにあるスキポール空港周辺の小学校で実施された実験では、高い騒音に晒されている人ほど不注意が強いそうです。

ブレイブ
ブレイブ

不注意はADHDの大きい特徴の一つ

実験の対象者
  • サンプル数:553人
  • 男性   :51%
  • 女性   :49%
  • 平均年齢 :10歳

なお、実験の対象者はスキポール空港周辺にある24個の小学校に通う学生です。

ブレイブ
ブレイブ

飛行機の騒音はうるさいでしょうね

実験では注意切り替えテストという、注意力や集中力が試されるテストが実施されました。
対処しなければならないタスクが次々と切り替わっていくようなテストです。

実験の結果、高い騒音レベルの場所にある小学校に通う子供たちは遥かに多くのエラーを引き起こしました。

騒音に晒され続けたことで、注意力や集中力が低下し不注意が強くなったと言えます。

ブレイブ
ブレイブ

家や学校、職場の環境がADHD症状を招く

自然はADHD症状を緩和させる

都会に住んでいるからといって悲観する必要はありません。
ADHD症状は緩和させることができます。

それは、自然とふれあうことです。
自然にはADHD症状を緩和する力があります。

ブレイブ
ブレイブ

でも、近くに自然なんてありません…

もちろん、森林に行かれるのがベストですが、公園や庭でも効果はあるそうです。

では、自然がADHD症状を緩和させるというデータを2つ紹介します。

その1.グリーンエクササイズはADHDに対して最強である

実は運動にもADHD症状を緩和させる力があります。

もちろん、運動単体でもADHDに対して効果を発揮するのですが、運動する場所を選ぶことで更に効果を促進させます。

その運動する場所というのが”緑地”です。
緑地とは、公園や森林、庭などのこと。

ちなみに、緑地で運動や身体活動することをグリーンエクササイズと言います。

ブレイブ
ブレイブ

乗馬や釣りもグリーンエクササイズの一つ

グリーンエクササイズは、ADHDに対して最強の効果を発揮する運動です。
屋内で運動よりも効果があります。

アメリカにあるイリノイ大学の実験によると、グリーンエクササイズはADHD症状を最も緩和させました。

実験の対象者
  • サンプル数:406人
  • 男性   :79.31%
  • 女性   :20.69%
  • 年齢   :5〜18歳

なお、実験の対象者は全員ADHDと診断されています。

放課後や週末に過ごした場所が、ADHD症状にどのように影響を与えるかを調べられました。
場所は次の3つに分類されます。

  • 屋内
  • 建物に囲まれた屋外
  • 自然に囲まれた屋外

実験の結果、自然に囲まれた屋外で過ごすと最もADHD症状が緩和しました。

どんな状況でもグリーンエクササイズはADHDに効く

実は「屋内」と「建物に囲まれた屋外」の活動もADHD症状を緩和させています。

ただし、状況次第で効果がありません。
複数人で活動すると、ADHD症状は変わらないか悪化したそうです。

ブレイブ
ブレイブ

狭い空間に他人がいると、集中できないですよね

それに対し、「自然に囲まれた屋外」は複数人で活動してもADHD症状を緩和させました。
どんな状況でもグリーンエクササイズはADHDに効果があります。

ブレイブ
ブレイブ

緑地は開放感があるので、ストレス発散効果も高いでしょう

年齢性別関わらずグリーンエクササイズは最強である

3つの活動場所で、ADHD症状を最も緩和させたのはどれか?

  • 屋内
  • 建物に囲まれた屋外
  • 自然に囲まれた屋外

答えは「自然に囲まれた屋外」です。
緑地は最もADHD症状を緩和させました。

しかも、年齢性別関わらず効果が見られています。

ブレイブ
ブレイブ

休日は緑地で過ごしましょう!

その2.自然はADHDの集中力を高める

ADHDは集中困難という症状を抱えやすいです。
なかなか集中して、物事に取り組めません。

ブレイブ
ブレイブ

継続力は皆無…

そんなADHDでも自然とふれあうと集中力が高まります。

オランダのゼーラント州で実施された実験によると、農場で活動をするとADHDの集中力が高まりました。

実験の対象者
  • サンプル数:12人
  • 男性   :10人
  • 女性   :2人
  • 年齢   :9〜17歳

なお、実験の対象者は全員ADHDと診断されています。

実験の対象者は2つの条件で、集中力テストを受けました。

  • 農場

集中力テストは、集中力が試される簡単な認知テストです。
ただし、実験の前に軽度〜中度の身体活動を行ったとのこと。

実験の結果、農場で実施した集中力テストの方が高かったそうです。

ブレイブ
ブレイブ

自然はADHDの集中力を高める

それから、農場はADHD症状の改善も見られました。
街にいるときは明らかに素行が悪かったそうです。

自然はADHDの素行を改善する

自然にはADHDの素行を改善する力があるようです。

ADHDの人達が街にいる間、次のような行動が見られました。

  • 指示に従わない
  • 行方不明になる
  • 言葉で攻撃する
  • 勝手な行動をとる
  • かんしゃくを起こしトラブルを生む

街にいるとADHDの不注意や多動性、衝動性などの特徴的な症状が出現しています。

ブレイブ
ブレイブ

私もよく行方不明になっていましたw

それが、農場にいる間は協調性もあり指示にも従っていたそうです。
自然とふれあうことで、ADHD症状が緩和し素行が改善されたと言えます。

まとめ

たまには、都会の喧騒から離れて自然とふれあいましょう。
ADHD症状が緩和してくるハズです。

それから、自然の量は多いほど効果を発揮します。
ですが、公園や庭でも効果はあるので、まずは身近な緑地に行ってみましょう:)

また、緑地はADHD症状だけでなく不安や抑うつにも効果的です。
間違いなく、メンタルは強化されます!

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

タイトルとURLをコピーしました