SNSの通知やニュース、広告はとても刺激的。
ちょっと確認するつもりが、ガッツリやってしまうなんてことも。

すぐに返信しないと落ち着かない
SNSは睡眠をブチ壊すと言えます。
就寝30分前にSNSを確認する人は、睡眠障害を抱えている可能性が高いそうです。
SNSは睡眠をブチ壊す
SNSは睡眠をブチ壊します。
睡眠前はもちろん、日中の使用も悪影響です。
メンタルヘルスにも影響を与えます。
また、夕方以降に電子機器を長時間に渡って使用することも厳禁です。
概日リズム(体内時計)が狂い眠れなくなるでしょう。
睡眠障害は就寝30分前にSNSを確認する
SLEEPという学術雑誌に掲載された調査によると、就寝30分前にSNSを確認する人ほど睡眠障害の確率が高かったそうです。
では、睡眠障害ではないグループと高睡眠障害グループの就寝30分前のSNSの確認頻度を見てみましょう。
高睡眠障害グループの方が、就寝の30分前にSNSを頻繁に見ています。
SNSは刺激的なため、睡眠を阻害するでしょう。
もし、誰かからのメッセージが来ていたなら目が覚めてしまいます。
それから、気になるニュースが目に入ったなら見過ごせないでしょう。

メッセージが来ていたならスルーできない
ただ、眠れないからSNSを確認してしまうという側面もあるでしょう。
だからといって、SNSを確認すると余計眠れなくなります。
SNSの使用時間とメンタルヘルスは関係あり
スコットランドのグラスゴー大学の実験では、SNSの使用時間とメンタルヘルスに関わりが見られたそうです。
こちらの実験でも、SNSの使用時間と睡眠の質の低下に相関が見られました。
それだけでなく、メンタルヘルスにも強い相関があったそうです。
SNSの使用時間や夜間の使用というのが、メンタルヘルスを悪化させる因子の一つということ。

SNSは簡単に他人と比較できるから、自尊心を傷つけやすい
メンタルにダメージを負ってしまえば熟睡することが難しくなります。
それにもし、日中に投稿したツイートが炎上したなら、夜は眠れないでしょう。
夕方以降のSNSの使用も控えたほうが良い
実際のところ、SNSの確認は就寝の30分前どころか最低でも1時間前から控えたほうが良いようです。
じゃあ、夜間だけ控えれば良いのかと言うと、そうではありません。
とくに、夕方以降のSNS使用時間が長い人も睡眠不足を招きます。

SNSだけでなくゲームやインターネットも同じです
ノルウェーのホルダランで実施された調査では、電子機器が及ぼす睡眠への影響が調べられました。
電子機器とは、次のようなものです。
- PC
- スマートフォン
- オーディオプレーヤー
- タブレット
- ゲーム機
- テレビ
調査の結果、全ての電子機器で睡眠との関連が見られました。
電子機器をよく使用する人ほど、睡眠の質が悪いです。
次のうち、どれかひとつでも当てはまれば、電子機器をよく使用する人と言えます。

ヤバい、全部当てハマってるw
就寝前の電子機器の使用は、脳を覚醒させてしまうため厳禁です。
それから、電子機器は概日リズムを狂わせます。
電子機器は概日リズムを狂わせる
概日リズムとは、体内時計のこと。
人は光を浴びることで、体内時計をリセットする力があります。
強い光を浴びたら、体は朝が来たと判断するのです。
そして、暗くなれば睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されます。

メラトニンは睡眠を促す役割
しかし、概日リズムは簡単に狂います。
スマホやパソコンの光というのは、概日リズムに悪影響。
メラトニンの分泌を抑制させるのです。

メラトニンの分泌が悪いと睡眠の質が悪くなる
アメリカのテキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターの実験では、就寝前の電子書籍の使用が概日リズムを狂わせました。
実験の対象者は2つのグループに分けられます。
- ペーパー本グループ
- 電子書籍グループ
2つのグループは、就寝前である18時から4時間読書をするように指示されました。
読書は「アナログなペーパー本」か「デジタルな電子書籍」です。
なお、読書する空間は薄暗い室内照明に統一されていたとのこと。

実験は5日間行なわれたようです
実験の結果、電子書籍グループは概日リズムが狂ったそうです。
ペーパー本グループに比べ、次のような悪影響が見られました。
- 入眠までの時間が長い
- メラトニンの分泌時間が遅い
- メラトニンの分泌量が少ない
- レム睡眠(熟睡)が少ない
- 夜の眠気が少ない
- 翌朝、眠気がある
- 翌朝、覚醒するまで時間がかかる

夕方以降に長時間、電子機器を触るとこんなにもデメリットが
まとめ
電子機器全般、夕方以降に長時間に渡って使用しない方が良いでしょう。
眠れなくなります。
とくに、SNSは刺激的です。
通知やニュース、広告は脳を覚醒させます。
それに、人と比較して自尊心は簡単に傷つきます。
不安や抑うつを招くと眠れません。
SNSとは節度ある付き合い方を心がけましょう。
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