暗い部屋にいると悪に染まる

アイキャッチ光療法(ライトセラピー)
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よくドラマや映画で、悪いヤツが暗い部屋で悪事を働いているシーンを見かけます。

悪いヤツは、暗い部屋にいるというのが相場でしょう。
たしかに、暗い場所だとコソコソしやすいです。

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暗い部屋で、コンピューターをカタカタしてる印象

しかし、普通の方が暗い部屋にこもったなら、どうなるでしょう?

なんと、普通の方でも不正を働く傾向があるそうです。

暗い部屋は不正を招く

普通の方でも、暗い部屋にいると不正を働くようになるそうです。

トロント大学とノースカロライナ大学チャペルヒル校の実験では、暗い部屋が及ぼすモラルへの影響が調査されました。

実験の結果、暗い部屋にいると不正を働く傾向が見られたそうです。
環境次第で、普通の方が悪いヤツになります。

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暗い部屋にいると、暗い感情が浮き出てくる

晴天で財布を拾ったときと、夜道で財布を拾ったとき。
どちらが、ネコババする可能性が高いでしょうか?

そう問われたなら、後者の「夜道で財布を拾ったとき」と答える方が、殆どだと思います。

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辺りが暗いと、魔が差しやすい

実験では、暗い部屋にいた人が不正を働き、報酬金額を多めにネコババしました。

暗い部屋が及ぼすモラルへの影響

トロント大学とノースカロライナ大学チャペルヒル校の実験では、2つの部屋が使われました。

  • 明るい部屋
  • 薄暗い部屋

実験の対象者は、どちらかの部屋に割り当てられ、あるタスクが与えられました。

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実験が終わるまで、ずっと同じ部屋です

タスクといっても、難しいものではありません。
簡単な算数クイズのようなタスクです。

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小学生でも、できるレベル

しかし、正答数に応じてインセンティブ(報酬金額)が与えられます。
リアルマネーが貰えるというルールです。

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全問正解(20点)で、最大10ドルGETできる!

このインセンティブが貰えるというのがポイント。

なんと、薄暗い部屋に割り当てられた人たちは、インセンティブ欲しさに不正を働いたのです。

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薄暗い部屋では、不正が多く行われた

少し実験の詳細と結果について、簡単に補足します。

実験の対象者

実験の対象者は、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の大学生。
平均年齢は20.54歳です。

  • 男性:44名
  • 女性:40名

合計、84名となります。

インセンティブは自己申告制

今回の実験は、パフォーマンス次第でインセンティブが貰えます。
頑張れば頑張ったほど、お金が貰えるということ。

ただし、インセンティブは自己申告制です。

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虚偽報告で、多めに貰うこともできる

しかも、実験は個人を特定できないように設計されています。

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解答用紙に、名前を書く欄は無し

お金のやり取りも、間に人が入りません。
匿名性が守られているということです。

つまり、インセンティブを多めに報告してもバレないということ。

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野菜の無人販売のように、良心に委ねる

薄暗い部屋は不正が多かった

実験の結果、薄暗い部屋では不正が多かったことが、わかりました。

明るい部屋よりも、暗い部屋は約1.85ドル多めに貰っています。
1点あたり0.5ドルという設定です。

ということは、明るい部屋より約3.7問も多めに誤魔化したということ。

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部屋が薄暗いだけで、不正が増えた

ただし、明るい部屋も多少なりとも不正をしています。

しかし、薄暗い部屋の方が不正は圧倒的に多いです。
部屋の明るさが、心境に大きく変化を与えたと言えます。

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部屋の明るさは、モラルに関わる

それでは、データを見比べてみましょう。

正答のパフォーマンスに差はなかった

まず、正答数から見てみましょう。

正答数なので、不正抜きの正解した回答数です。

実際の正答数
  • 明るい部屋:6.95/20点
  • 薄暗い部屋:7.26/20点

全問正解で20点となります。

若干、薄暗い部屋のパフォーマンスが高いですが、統計的に有意差はありません。

ただし、問題はここからです。
自己申告した点数と正答数が、どれだけ乖離しているかが重要となります。

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乖離が大きければ、ワルになっている

自己申告のパフォーマンスに差があった

自己申告のパフォーマンスには、大きい差が生まれています。

自己申告の正答数
  • 明るい部屋:7.78(+0.83)/20点
  • 薄暗い部屋:11.47(+4.48)/20点

明るい部屋も少し不正がありますが、1点未満です。

それに比べて、 薄暗い部屋は4.48点も多めに申告しています。
明るい部屋よりも3.69問多めに自己申告したということです。

不正を働いた人の割合(パーセンテージ)

不正を働いた人の割合(パーセンテージ)も見てみましょう。

不正を働いた人の割合(パーセンテージ)
  • 明るい部屋:24.4%
  • 薄暗い部屋:60.5%

明るい部屋は、4人に1人という割合。

それに対し、薄暗い部屋は半分以上の方が不正を働いています。

薄暗い部屋にいると、不正をする人になってしまうということが、わかりました。

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環境は大事!

サングラスを着用すると自己中になる

部屋が暗ければ、不正は増えました。

不正がバレにくい、匿名性が上がるといった心理的効果があるようです。
匿名性とは、個人を特定できない性質のこと。

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暗い場所では顔がハッキリ見えないため、匿名性が上がる

匿名性が高ければ、罪の意識は軽くなるでしょう。

また、トロント大学とノースカロライナ大学チャペルヒル校の実験では、サングラスもモラルに影響を与えたそうです。

サングラスを着用すると自己中なヤツになりました。

ロンドンでは日没後に路上強盗が2.6倍増える

暗い部屋ではないですが、暗い場所もモラルが低下します。

暗い場所では、犯罪が多くなる傾向です。

イギリスのロンドンでは、日没後に路上強盗が2.6倍も増えたそうです。
スコットランドのグラスゴーも、日没後に路上強盗が1.2倍も増えています。

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全て2002年〜2003年のデータとなります

暗い場所では、ハッキリと顔が見えません。
匿名性が高くなり、不正や犯罪といった悪事を働きやすくなると言えるでしょう。

まとめ

暗い場所には、不正や犯罪を誘う力があります。
明るい場所では出来ないことが、暗い場所では出来たりします。

気分も暗い感情に支配されるでしょう。
ズルいヤツになってしまいます。

適度に、部屋は明るくしておきましょう。

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